禅七は、仏法の実証カリキュラムで、禅の術科訓練です。自ら体験することによってお経の内容が真実で偽りではないことがわかり、さらに仏法が人智を超えた奥深い真実をそなえ、融通無碍で、実生活にも役立つということが身をもってしみじみ感じられるのです。

禅七はまた「打七」とも呼ばれ、第七識を打破するという意味です。

人間は皆、自我に執着する第七識(我執識)を持っているため、多次元の宇宙(仏法では法界と称する)と繋がっている無限の本体心識――第八識(含蔵識)と隔たってしまっています。

この第七識の範囲を拡大することで、含蔵識の中にある智慧や眠っている資源(自性の光明)を開発することができます。そして、深く根を張った我執識を打ち壊すことで、もともと自らがそなえている、時間的、空間的な障害のない真如の智慧を開発することができます。

初級コースの仏法講座の12回の講義を受け、心身の状態が良好であれば、どなたでも初級禅七の坐禅会に参加できます。